マレーシアの教育制度 【格差は?受験は?】

よーすけ
マレーシアに留学して約1年間、現地の生徒たちと切磋琢磨して来ました。

そんな中ふと、彼らはここ (大学課程)までどんな道を歩んで来たのだろうと疑問に思い、マレーシアの教育制度についてまとめてみました。

 

小学校は日本と同じ6年間  (満6歳〜満12歳)

 

勉強する小学生

 

マレーシアではいわゆる小学校のことを「スタンダード (Standard) 」と呼び、
Standard 1からStandard 6を終え卒業になります。

日本とは違い、飛び級ができるという点で頭の良い子には融通が効くようです。
公立の学校であれば無償で通えることもあり、マレーシアでのスタンダードの就学率はほぼ100%と言われています。

この時、中華系の学校であれば中国語。
インド系の学校であればタミール語も勉強します。
マレー語と英語は、どの学校も必修です。

このスタンダードを卒業する際、 全国統一模試であるUPSRを受けます。
その結果により、それ相当のレベルの中学校に振り分けられます。

よーすけ
この「全国統一模試」は節目節目で義務化されており、 マレーシアで学習する際の最大の壁となります。

中等教育は5年間 (満13歳〜満18歳)

 

UPSRの成績によって振り分けられた中学校は、「フォーム (Form) 」と呼び、
Form 1からForm 5を終えて卒業します。

但し、Form 3終了時点でPMRという全国模試を受け、
その結果によって残りの2年間理系か文系のどちらを勉強するかが決まります。

自分の意思ではなく、テストの結果によって決まる辺り何とも言えません。

勉強する教科書

Form5を終了すると今度は、SPMという全国統一模試を受けます。
このテストを受験しない又は不合格と判定されると、高校卒業の資格は貰えません。
その上、 SPMを保持していないと就職の際に応募さえできないこともあります。

よーすけ
マレーシア人のForm5までの進学率は約50%
つまり 約半数のマレーシア人が高校卒業資格を持っていないことになります。
 

大学予備課程 (満18歳〜)

 

大学生

SPMを終えると、 大学に入る前に約2年間大学予科に通う必要があります。
ここでの成績によってupper6とlower6にレベル分けされます。

このForm6を終えると、全国模試STPMを受験します。
前述のupper6/lower6、そしてSTPM両方の成績によって、それ相応の大学に入学することができます。

 

よーすけ
ここまでストレートで大学に入学できるマレーシア人は約5%

大学まででも長い道のり…

 

歯をくいしばる女性

ここまでで分かる通り、大学に入学するまでに
UPSR・PMR・SPM・STPMと4つの全国模試を好成績で通過しなければなりません。

更に、「ブミプトラ政策」というマレーシア系マレーシア人を優遇する政策によって、中華系マレーシア人・インド系マレーシア人にとっては更に厳しい道のりになります。

参考:自治体国際化協会 「マレーシアの教育」
http://www.clair.org.sg/j/wp-content/uploads/2018/03/rep_219.pdf

 

まとめ

 

・小学校は6年間 (卒業時にUPSR)
・中学校は5年間(間でPMR/卒業時にSPM)
・大学予備課程が2年間(修了時にSTPM)

計4回の全国統一模試と、マレー系優遇政策(ブミプトラ政策)をくぐり抜けてやっと
大学に入学ができる。

※移住した日本人であっても、模試はマレー語

日本の「受験期にのみ受験勉強をする」のとは違い、マレーシアでは「常に勉強」をしていないと
全国模試を通過し好成績を収めることはできない様です。

又、日本人がマレーシアに移住した場合でも STMなどの模試は現地語のマレー語で受験しなければならないため、お子さんがいる場合要注意です。

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